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zoom RSS 暗幕のゲルニカ

<<   作成日時 : 2016/11/20 20:20   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 54 / トラックバック 0 / コメント 18

serial 356

あの有名な絵画 /ピカソの ゲルニカ (戦争反対の象徴性)

そこに籠められたピカソの思いを、原田マハはどのように描くのか?
ゲルニカとの接点はどんな形で、どのように展開するのか?

そこを焦点に・・・
如何なエンディングなのかにも注目し、期待しながら読んでみた。

というのも、前に読んだ彼女の作品 『 本日は、お日柄も良く 』 では
肝心な読ませどころ、最後のクライマックスでやや肩透かしの感があったから。


気を取り直して、さ〜読んでみよう。

先ごろ日本橋丸善で調べ、amazonで買った本は・・・これ ↓ でした。
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彼女、ニューヨーク近代美術館 (MoMA) で仕事をしていたことがあり
この作品構成の中心的な位置づけとなっている。

少しだけ・・・さわりを。

2011年、世界貿易センターの同時多発テロ事件から物語が始まる。

主人公 瑤子の夫が、このテロ事件の犠牲で亡くなってしまった。
『マティスとピカソの企画展』というタイトルを、瑤子は変更したいと提案する。

 『 ピカソの戦争 』 : ゲルニカによる抗議と抵抗
・・・何という重いタイトル。

MoMAの理事長から、極めて実現性の低い難題を言い渡されて・・・。


片や一方、フランス万博が開催されようとしていた20世紀のパリ。
ピカソのアトリエを舞台に、歴史的作品の完成を追う女性カメラマン。

ナチスのスペイン侵攻で、ゲルニカの街が空爆された。
悲惨な現実を知ったピカソは、そのニュースを伝える新聞を破り捨てる。

政府筋から、万博のスペイン館に出展する作品を依頼されていたピカソだが
空爆の怒りに打ちひしがれて、制作になかなか着手できず苦悩する・・・。

この二元中継のような進行は、小説の中でいつしか繋がっていく。
それが互いに道筋を補完し合って、次への興味を惹くに効果している。


20世紀の、ピカソを追う女性カメラマン / ドラ・マール
21世紀の、ピカソ研究第一人者のキュレーター / 八神瑤子

二人のピカソへの接し方とその目的には違いがあるにせよ
ゲルニカへの敬愛の念と執着心は、甲乙つけがたい「意志の強さ」を感じる。



この本、一言では言い尽くせないが、ひと言で言うなら・・・面白い!

ピカソが思いを込めて描いたゲルニカ、その意味するところのインパクト。
ドキュメンタリーかと思うほどの緊迫感と内容の濃さ。
その時々の時代考証や信憑性、作者の取材能力の凄さに魅入られる。

平易に貧弱なボキャで綴ろうものなら、読み手の底の浅さを露呈してしまう。
だから、余計なことは書かない方が無難なんだけど・・・。(笑


読み終えて感慨にふけっていると、本のすき間からこんな声が聞えてきた。

 『前回の<本日はお日柄も良く>のエンディングでは肩すかしですって?』 '
 『この感想文からすると、あなたも少しは学習能力があるようね・・・』 '
 『今回の結末は如何? お気に召されたかしら?』 '



東京駅丸の内北口から出てすぐ、オアゾビル1FラウンジのCafe。
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店内の、ピンクの照明が気に入りました。
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軽〜く、ティラミスをいただきながらティーブレイク。
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お店の目の前には早くもクリスマスツリーが。
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このツリーに隠れた奥に、この店に来た目的の これ ↓ があるんです。

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ピカソのご子息了解のもと作成された陶板画なんですね。
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精密に描かれた原寸大のゲルニカに圧倒されます。

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
 achisiさん
 fugen383さん
 もも先生さん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/11/21 07:36
ゲルニカ
東京駅に陶板画があるんですね。
表紙になってるのはピカソの絵ですよね。
liuringさんの解説を読むと
いつもその本を買いたくなります。

今日は佐藤藍子さんの
「90歳何がめでたい」を買うつもり(笑)
こちらの書店でベストセラーで売り切れで
お取り寄せしてあります。
読書はいいですね、って私の読むものは
かーるい物ばかりですが(笑)

ティラミスも美味しそう。。。
結構迫力ありますが
軽〜くですか(笑)
れに
2016/11/21 10:27
 れにさん

仰るように、本の表紙はピカソですね。
そのゲルニカの陶板画があるのは、東京駅を出てすぐのオアゾビル1Fです。
内容は、作者の絵画に対する造詣の深さが至るところで見うけられ、中身が濃いです。

どんな本であっても、読む人にとってそれが一番の重要関心事なんですよね。
ジャンルを問わず、読むたびにそう思います。

ティラミスほかスイーツは・・・
本の内容(重さ)とは正反対に、どれでもいくつでも軽〜くで〜す!(笑
liuring
2016/11/21 13:25
そんな所に、ゲルニカの陶板画があるんですか!圧倒される気持ちがわかります。
私はピカソはあまり好きではありませんが、なぜだかゲルニカだけは目を奪われてしまいます。機会があったら見に行きたいです。
原田マハさん、職場で講演会がありました。残念ながら聞けなかったんですが、魅力的ですよね。
りっひー
2016/11/21 21:30
歴史を知らないとついていけないかな〜

読書の秋なので私も本を買って久しぶりに読みました。「羊と鋼の森」。淡々とした内容、でも音楽に関わることが満載なので一気読みでした。ブログの記事にしようと思いながら、なんだか気力がなくなってそのままになって。

いつも元気で羨ましい〜!
ティラミス、懐かしいケーキ。
ひところ流行りましたね。
お出かけすると必ずケーキ、
甘い物がほんと、好きですね〜(笑)
とわ
2016/11/21 21:34
 りっひーさん

丸の内オアゾビルです、機会があったらぜひたち寄ってみてください。
陶板でこの作品を作ろうとした発想に感心しますし、その技術にも拍手ですね〜。
仰るように、訴えるものがあって圧倒されます。
この本では臨場感溢れる当事者意識の立場からの、違う言葉で讃えています。

>原田マハさんの講演会だなんて、貴重な機会なのに聞けなかったのは残念でしたね〜!
liuring
2016/11/21 23:26
 とわさん

読書の秋、同じなんですね〜。(笑
>羊と鋼の森・・・ググってみたら
調律に関する話しなんですね、面白そう。
感想を記事にしてご紹介下されば良かったのに。

久しぶりにティラミスを食べましたが、ここのは柔らかいムース状でした。
ま〜、ケーキの種類は問わず・・・
甘味類には目がないっす。
liuring
2016/11/21 23:39
 まりまりさん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/11/22 09:06
 tamachanさん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/11/22 11:01
 マゼのアユさん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/11/22 17:27
小生には難しいジャンルなので
コメントは差し控えます
それにしても色々な事をご存じで感心します。
物知り博士様、ファンを魅了〜頑張ってね
  
クロダイヤ
2016/11/23 11:17
 クロダイヤ さん

ご訪問&激励ありがとうございます。
色んなことを、物を知らないから、こうやって調べたり読んだりするんです。
つまり、人のフンドシで・・・
ある意味ずるいだけですね。(笑
liuring
2016/11/23 13:11
拡大してみた陶板画、実物が見て見たいですね。読みたい本を求めて読んで感動できたって、良い本に出合いましたね。私なんて、姉から来た段ボール四箱の単行本、寝れない夜に、心にも残らない、ただ活字を見てるって読み方をしています。
今回の一休みは、かるーく小さめですね。

2016/11/23 19:01
 泰 さん

この絵はモノトーンなんですが、戦争の悲惨さと悲しみや怒りに満ちています。
目をつむると、まるでカラーの絵かと思うほど。
このゲルニカを題材とした小説で、為になったし面白く読みました。
お姉さまも読書がお好きなんですね〜。
段ボール四箱分の本は読見応えがありますね。
あり難いことです。 
liuring
2016/11/23 20:22
 ふっこさん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/11/28 19:14
 サヤ侍さん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/11/28 21:08
 凡・ハヤトさん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/12/04 05:49
 ozさん

気持ち玉ありがとうございます。
liuring
2016/12/05 09:22

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